主な診療内容

1.骨折に対する診断・治療

安静やギプスなどによる保存的加療や、金属(主にチタン合金製)で固定する手術加療、および様々な刺激を加えたり積極的に運動させることにより、治療を促進させる理学療法が行われます。

2.膝関節、股関節の慢性疼痛、変形性関節症の診断・治療

筋力トレーニングの指導、疼痛緩和目的の関節内注射、関節鏡視下手術(以前は大きな傷口をあけての手術でしたが、現在では1cm程度の傷で診断・治療が可能です)、人工関節置換術(入院は1ヶ月程度。自己血を採取しますので輸血の必要がありません)などが行われます。

3.膝関節のスポーツ外傷の診断・治療

若年者の半月板損傷、靱帯損傷に対して、積極的に関節鏡視下に半月板切除術、靱帯再建術、装具やリハビリテーションの指導を行います。

4.脊椎脊髄疾患(頚椎・胸椎・腰椎)の診断・治療

加齢に伴う神経痛、しびれや機能障害(麻痺など)が主症状の患者さまに対して、点滴・神経ブロック注射などの保存加療や手術加療が可能です。

5.骨粗鬆症の診断・治療

外来でレントゲン、超音波などを用いて骨評価をし、日常生活指導や内服薬の処方が可能です。

治療実績

2022年度治療実績(年間総手術数:826件)

平均在院日数:19.7日(一般病棟)
       20.6日(地域包括ケア病棟)
観血的整復固定術、創外固定術、人工骨頭挿入術、人工関節置換術、脊椎手術(腰椎・頸椎・胸椎)、経皮的鋼線固定術、四肢切断術、抜釘術、他