放射線治療センター
はじめに
癌(がん)は数十年前までは早期に発見されても、胃癌など特定のもの以外は長期生存が見込めない状況でした。その後治療法の進歩もありますが、癌そのものの理解が進んだことにより比較的進行した病状、難治性の癌であっても生活の質を保ちつつ以前では考えられなかった生存期間も見込めるようになってきました。実際、癌治療を何年も前に受けた方で別の癌の治療という場合も普通に見られるようになっています。
現在でも標準治療の多くは手術ですが、放射線治療、化学療法、場合によればホルモン治療、免疫療法などを適切に組み合わせて対処することが多くなってきています。したがって癌医療における放射線治療の役割は以前に増して重要になってきています。また、放射線治療のタイミング、方法なども適切に対応しなければなりません。そのため当院では常勤の放射線治療医、治療の質を保つため選任の治療担当技師、選任看護師が放射線治療にあたっております。
当院放射線治療科への紹介・診察
個々の患者さまでの放射線治療の適否を判断するために診察が必要となり、これは予約診療となります。当院、東大和病院の患者さまは直接予約となりますが、他施設からの紹介については当院の病診連携室経由の予約です。
実際の診察ではエビデンスにもとづいた治療の判断を行い、十分な説明につとめますのでお時間に余裕をもって来院ください。
過去に開催した公開医学講座については
大和会公開医学講座のページ をご覧ください。