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PET検査Q&A


「がん」の種類によっても、また病気の時期によっても、ブドウ糖の代謝は異なりますので、必ずしも全ての「がん」を見つけ出せるわけではありません。肺癌や大腸癌を検出するのは得意ですが、胃癌、肝細胞癌、腎癌、膀胱癌等は比較的苦手です。
やはり、小さい「がん」は画像にも写りにくく、発見できない場合があります。「がん」の代謝状態によっても異なりますが、ほぼ直径1cm 以上の大きさであれば検出できるとされています。
FDG-PET検査はブドウ糖の代謝を利用していますので、検査5時間前からは食事ならび糖分を含んだ水分の摂取は中止していただきます。午前中に検査を受ける場合は朝食抜きの状態で、午後の検査の方は昼食抜きにして検査を行います。 糖尿病のある方は、血糖値を正常にしておくことが大切です。なお、糖分を含んでいない飲料水は、十分摂取していただきます。 また、PET-CT による検査の場合は、検査着に着替えていただき、金属類(下着、入歯、眼鏡、アクセサリー等)をはずしていただきますので、あらかじめご了承ください。
FDGという薬はブドウ糖製剤であり、アレルギー等の副作用は非常に少ないと考えられています。 放射線被ばくについては、PET-CT 検査の場合は、胃腸透視2~3回分の線量となります。 なお、妊産婦や授乳中の女性は検査を受けることができません。検査前に妊娠の可能性がないことをご確認ください。
微量の放射能が体内に残っていますので、検査後の1~2時間は、できるだけ人混みをさけてください。また、トイレの後はよく手を洗うことを心掛けてください。検査当日は妊産婦や幼小児との緊密な接触を控えること等に努めていただきます。
がん検診の場合、人間ドックなどの健康診断と同じ扱いになり、健康保険を使うことはできません。 がんなどの悪性腫瘍にお罹りの方は健康保険が適用となる場合がございますので、主治医にご確認ください。 PET-CT検査は、2018年より悪性腫瘍(早期胃がんを除き、悪性リンパ腫を含む)、心サルコイドーシス、血管炎、てんかんの場合は保険の適用が認められました。 適用となる場合は、保険診療価格の1割負担(1万円弱)もしくは3割負担(3万円弱)となります。 適用外の場合は自由診療の扱いとなり全額自己負担となります。正確な費用に関しては当センターまでお問い合わせください。
保険適用の検査は、自己負担が3割負担の保険証をお持ちの方は3万円弱、1割負担の方は1万円弱です。お支払いは検査当日、現金かクレジットカードになります。