院外処方について

 当院では、外来患者さまのお薬に関しては、95%以上を、院外処方とさせていただいております。
 病院で患者さまにお薬をお渡しせず、院外処方箋を発行し、患者さまご自身にかかりつけの院外薬局に持っていっていただき、薬を受け取っていただく制度を医薬分業と言います。

院外処方のメリット

・院内での待ち時間の短縮
・院外薬局で、時間をかけて薬の説明を受けることができる
・ご都合の良い保険薬局をご自身で選んでいただける

なお、院外処方箋の有効期間は発行日を含め4日以内になります。期間内に処方箋を院外薬局にお持ち下さい。

かかりつけ薬局について

 院外処方箋はどこの調剤薬局でも受け付けていますが、「かかりつけ薬局」をお持ちになり、どこの医療機関の薬であってもその薬局に処方箋をお持ちになる事をお薦めします。
 かかりつけ薬局を持つことにより、複数の医療機関にかかっている場合でも、全ての薬の飲み合わせについて問題がないか総合的にチェックすることができます。

お薬手帳について

 お薬手帳は、調剤された薬の履歴をまとめた手帳になります。また、履歴のみならず、アレルギー歴や副作用歴の記載欄もありますので、それを携帯していただくことで、旅先など普段と違う医療機関におかかりになったり、ご入院される場合でも、安心して薬を受け取っていただくことができます。
 東日本大震災の時には、お薬手帳を携帯されていた方は、医療機関に連絡が取れない場合でも現在内服している薬が正確に把握できたため、継続した投薬を受けることができました。薬の安全管理のために、携帯していただくことをお薦めします。
 なお、複数の医療機関にかかっている場合でも、お薬手帳は一冊にまとめることが大切です。交付についてはかかりつけ薬局でご相談下さい。