第1回は、7月に開催される「東京2020オリンピック」聖火リレーの両市のゴール地点と身近な史跡を辿るコース2つをご紹介します。
協力:東大和市・武蔵村山市、西武・狭山丘陵パートナーズ
観光【かんこう】
「余暇時間の中で、日常生活圏を離れて行う様々な活動で、触れ合い、学び、遊ぶということを目的とするもの」
古くは中国に端を発する「観光」は、日本でこのように定義され、自然や体に優しい料理を味わい、健康の増進・回復と地域活性化の双方に貢献できる文化として見直されています。
観光は、「光」を「観る」と書きます。もともとは、地域の自然や歴史など、すぐれた光り輝くものを観ることで見聞を増やすという意味だったようです(諸説あり)。観光に興味が湧いた方は、ご紹介する2つのコースを歩いて巡ることをお勧めします。歩きながら自然に触れることは、ストレス軽減や脳の活性化、免疫力アップなどの効果もあるそうです。
東京2020オリンピック聖火リレーのルートが発表されました。平和や希望の象徴とされるオリンピック聖火は、7月13日(月)は、都内最大級のひまわり畑として有名な「ひまわりガーデン武蔵村山」、また7月14日(火)には、戦争の傷跡を残す貴重な指定文化財「旧日立航空機株式会社変電所」のある「都立東大和南公園 平和広場」をゴールに、両市内を照らします。
今は、桜が見頃のシーズン。花見がてら、2つのコースを歩いて辿ってみてはいかがでしょうか。
武蔵村山市の「都立野山北・六道山公園・里山民家」から東大和市の「村山下貯水池取水塔」をたどる、全長8.1kmのコースです。
約 8.1km
約 2時間30分
狭山丘陵の西端にある都立最大の都市公園で、紫色の美しい花が咲くカタクリの群生地、岸田んぼといった、貴重な里山の風景が広がっています。なかでも、江戸時代の民家を再現した、茅葺き屋根の里山民家では、いろりやかまど、竹馬など、昔の生活にタイムスリップしたような感覚を味わえます
多くの生物が生息する都立公園の自然環境を案内するインフォメーションセンター。自然を保全する大切さや野生動物の剥製や木の実などが展示されている
駐車場あり
三面に二体ずつの地蔵尊を刻まれた珍しい地蔵です。明治30年に大流行した赤痢の死亡者51名を火葬した場所です。その方々を供養するための建てられました
奥にはカタクリの群生地があり、釣り池、ひょうたん池、水生植物池の3つの池があり、釣り人にも人気のスポット。向かいにはあそびの森もあってこどもにも人気のスポット
駐車場あり
狭山湖を建設するために資材運搬用に敷設された「軽便鉄道」の廃線跡。現在は、「野山北公園自転車道」の一部となっており、自動車は通ることが出来ない
地下1,500mより汲み上げた天然温泉です。プールやレストランもあり、食事のみの利用もできます
駐車場あり
横田(御岳)トンネルを抜けると現れる、一番短いトンネル
住宅街の間をぬっているので、トンネルを抜けると不思議な感覚にとらわれる
田んぼの灌漑用水地として作られた、上と下、2つの池から構成されている
山あいの住宅地から横道に逸れないとたどり着けない。生い茂った木々の合間に突然現れるトンネル
大多羅法師(だいだらぼっち)という大男が歩いた足跡が井戸になったという伝説が残っています。以前は飲料水として使われていたそう
江戸時代、幕府からの告知を伝える「高札」と呼ばれる木札を掲げていた場所です。明治以降は使われず、市内ではここ1箇所となってしまった
聖徳太子を信仰する太子堂があった場所で、明治には「汎衆学舎」とよばれる蔵敷村の学校があった
以前や歴史、民族について学べる博物館。リニューアルしたプラネタリウムでは、1,000万個の星を映し出す投影機が設置されている
駐車場あり
地元に密着している神社で、古くは戦国時代に創建されたものもあるのだとか。林の中にひっそり佇む姿からは歴史が感じられる
ウォーキングコースの途中に突然出現する竹林。かの有名な京都嵐山の竹林の小径を彷彿とさせます。「タケノコは採らないでください」とのこと
全長400メートルの木道が丘陵に沿って整備されており、山道でもとても歩きやすい。アップダウンがありしっかり運動したい方にもおすすめ。木道は2020年の2月末に完成したばかり
静けさ漂う狭山緑地の東部に位置し、ターザンロープ、ネットクライミング、忍者の壁、丸太橋など多様なアスレチックで幼児から小学生までが楽しめる。原っぱで寝転んだり、葉っぱや木の実拾いをするのもおすすめ
駐車場あり
春には湖一帯に桜が咲く、桜の名所としても知られる多摩湖の取水塔。ネオ・ルネッサンス様式の煉瓦作りの円筒と丸いドーム型の屋根が魅力的で、日本で一番美しい取水塔と言われている
駐車場あり 交通機関が近い
(西武多摩湖線「武蔵大和駅」から徒歩約15分)
2020年7月に開催される「東京2020オリンピック」聖火リレーの両市のゴール地点や史跡を辿りながら春に出会える2.3kmのコースです
約 2.3km
約 30分