検査の紹介

当院で使用している機器・検査を紹介します。不明な点がありましたら、お気軽に担当技師へご相談ください。

X線単純撮影検査

 一般に、「レントゲン」と呼ばれる検査です。胸部、腹部の他に骨、関節などの撮影を行っています。
 当院は全撮影室でFPD(フラットパネル)を導入していますので、従来の撮影よりも被ばく線量が大幅に低減され、患者さまにとって負担の少ない検査となっています。また、撮影した画像は電子保存され、診察する医師へ速やかに提供されるシステムが構築されています。
 検査時間は数分ですが、プラスチックや金属類など、撮影画像に影響してしまう可能性がある場合、検査着に着替えていただく場合があります。  湿布やカイロなどは病変と見間違う可能性もあるため、可能であれば予め外しておくことをおすすめします。

X線ポータブル撮影検査

 回診用のX線撮影機器を用いて、撮影室まで移動できない患者さまの所まで移動して撮影します。
こちらもFPDを搭載していますが、病室内や処置室内で撮影することが多く、その場合周囲の方が被ばくするリスクがあります。そのため、撮影時に病室から退出していただくよう声をかけさせていただく場合があります。
 また、手術中や手術後の撮影にも使用します。

乳房X線撮影検査

 マンモグラフィと呼ばれる検査で、乳房専用の撮影機器を用いて、乳房を圧迫板で平たく引き伸ばしながら撮影します。 FPDが搭載されていますので、従来の撮影よりも被ばく線量が大幅に低減されます。
 当院は、マンモグラフィ検診 施設・画像認定を取得しています。また、検診マンモグラフィ撮影認定技師が常勤しており、全て女性技師が担当しています。
 事前にマンモグラフィ検査に関する説明書きをお渡ししますので、当日は同意書をご記入の上、お持ちください。

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CT検査

 CTとはComputed Tomography(コンピュータ断層撮影)の略で、X線を使用し体の断面を撮影する検査です。CTは様々な病変を診断でき、特に血管系(心臓、脳血管など)、胸部(肺など)、腹部(肝臓、腎臓など)の描出に優れています。当院ではセントラルクリニックを含め3台(64列2台、320列1台)のCTが稼働しています。
 これらは検査に最適な線量となるよう自動計算され、従来よりも少ないX線量で高精細、高解像度の画像を得ることができますので、安心して検査を受けていただけます。また、セントラルクリニックの320列CTでは、心臓(冠動脈)や脳などの特殊検査も従来より少ない負担で検査することができます。そのほかCTC(大腸CT)や血管の4DCT、放射線科医によるCTガイド下の生検、ドレナージなども行っています。

※造影剤について

 血管や臓器をより判別しやすくしたり、病変を見つけやすくするために、腕などの静脈に注射をして造影剤を注入しながら撮影します。事前に造影剤に関する説明書きをお渡ししますので、当日は同意書をご記入の上、お持ちください。不明な点があれば担当技師にご相談ください。

MRI検査

 MRIとは(Magnetic Resonance Imaging)の略で、強力な磁石と電磁波を使い体の断面を撮影する検査です。X線を使いませんので、放射線被ばくはありません。検査時間は概ね20分~30分ですが、造影剤を使う検査などは1時間近くかかる場合もあります。
 当院ではセントラルクリニックを含め2台(3T、1.5T)の装置が稼働しており、様々な部位の検査が可能となっています。

 また、各科と連携を取り、検査予約の待ち日数が短くなるように工夫をしています。緊急検査の必要な患者さまや、予約状況や検査部位によっては当日に検査することも可能です。検査室内での重大な事故を予防するために、検査前に更衣室で検査着に着替えていただき、金属類の持ち込みやペースメーカなどの体内金属の確認をさせていただきます。
 また、事前に問診票をお渡ししますので、当日は問診票をご記入の上、お持ちください。

※造影剤について

 血管や臓器をより判別しやすくしたり、病変を見つけやすくするために、腕などの静脈に注射をして造影剤を注入しながら撮影します。事前に造影剤に関する説明書きをお渡ししますので、当日は同意書をご記入の上、お持ちください。不明な点があれば担当技師にご相談ください。

骨密度測定検査

 骨粗しょう症の診断に必要な検査であり、骨塩定量を測定する装置です。
 当院では専用の機器を用いてDXA(二重エネルギーX線吸収測定法)という方法で測定しています。総合的に測定対象として優れた部位となる腰椎と大腿骨近位部の2ヶ所を撮影し解析します。また、全身の体組成(脂肪量・非脂肪量)の測定も可能です。
検査時間は数分ですが、プラスチックや金属類など、画像解析に影響してしまう可能性があるため、検査着に着替えていただく場合があります。

血管造影検査(A館)

 頭部、腹部の血管造影およびIVRの他に大動脈のステントグラフトなども行っています。17インチ相当のFPDを搭載しており、広い範囲の撮影が可能となっています。CBCT(cone-beamCT)や3DDSA、CTlike-image、ロードマップなどさまざまな技術を駆使して最先端の検査、治療が可能です。

血管造影検査(B館)

 心臓カテーテル検査および治療、末梢血管治療(EVT)、心筋焼灼術、ペースメーカ埋込みなどを行っています。低線量・高画質のバランスの良いシステムとなっており、患者さまだけではなく、術者や他のスタッフにも優しい装置となっています。

 室内は木目調になっており、落ち着いた雰囲気で検査や治療を受けていただけます。
また、他科と連携を取り合い、緊急の患者さまにも対応できるようなシステムを構築しています。

X線透視検査

 17インチ相当のFPDを搭載しており、広い範囲の撮影が可能となっています。
さまざまな診療科(消化器内科・外科・整形外科・泌尿器科・呼吸器科・ペインクリニック科・歯科など)が使用し、検査や治療が行われています。

 診療放射線技師により画像支援・装置の管理・被ばく管理を行っており、安心して検査を受けていただけます。また、バリウムなどの造影剤を使い、胃透視や注腸検査(下部消化管検査)も行っています。
 服装によって画像に影響がでる可能性があるため、検査前に専用の検査着に着替えていただきます。