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ロボット支援手術はアームに装着されている鉗子やメスで行うため、触覚がありません。視覚で補う必要があり、開腹手術より広い視野が必要となります。しかし、大和会ではより確実・安全な手術を提供できるよう十分なトレーニングを行い、認定資格を取得した医師が手術を行います。
その他、過去の手術で癒着が強い場合などはロボット支援手術を行えない場合があります。
前立腺は骨盤の一番下の狭い場所にあり、外から観察することが困難です。そのため、これまでは手術中の視野と操作性の悪さが手術を難しくしていた原因となっていました。しかし、ダビンチでは細いカメラを挿入することで見えにくい部位を容易に観察できるようになり、他の臓器を傷つけることが少なくなりました。また、細い手術用鉗子なら狭い場所の手術手技も可能となります。人の目で見るよりも広い視野で、人の手よりも小さい鉗子で、人の手よりも正確に手術を行うことができます。ただし、前立腺がんに対する前立腺摘出術の場合、重度の心疾患や緑内障の既往がある方は、手術を受けることができません。
腎臓がんのうち、「長径が小さく、転移がない」方がロボット支援腎部分切除術の対象となります。
通常の腹腔鏡手術鉗子と異なり、人間の手の関節以上に自由度の高いロボット鉗子を用いることで、腹腔内での精密な切開や正確な縫合を素早く行うことが可能です。傷口が小さいため術後の痛みは少なく、腎臓機能温存につながります。また、正確な縫合は、再出血や腎臓右周囲への尿漏出などの術後合併症を軽減させると考えられます。
大腸は長さ1.5〜2mほどの臓器で、結腸(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)と直腸に分かれます。現在これらの大腸がんに対して腹腔鏡手術を行っている施設が多くありますが、腹腔鏡手術の特性上、熟練の外科医でも鉗子のふらつき(手ぶれ)が生じてしまいます。手術支援ロボットには手ぶれ補正機能があるため、鉗子のぶれが少なくより精緻な手術が可能です。また直腸は骨盤内の奥深くに位置する臓器で、腹腔鏡手術などの直線的な鉗子操作では時に手術に難渋することがあります。ロボット支援手術の利点として多関節機能を持つ鉗子があり、この鉗子はどの方向にも曲げることができるため、人間の指よりも繊細な作業が可能です。そのほかロボット支援手術の利点として骨盤内の狭い空間にある病変を拡大視できます。さらにロボット支援手術の画像は3Dのため拡大して立体視もでき、温存したい直腸周囲の自律神経がはっきり見ることができ、腹腔鏡下手術と比べると神経の機能温存がより可能になります。
手術支援ロボット「ダビンチXi」を用いた前立腺がん・腎がん手術を行っています。
ダビンチXiは、最新の手術支援ロボットです。ダビンチ手術は、従来行われてきた腹腔鏡手術が持つ“傷が小さく、低侵襲である”というメリットはそのままに、動作・視野制限・手ぶれといった腹腔鏡手術の欠点を解消した最新の手術方法です。
サージョンコンソール(操縦席)に座った術者が、3Dハイビジョン画像を見ながら、多関節機能と手ぶれ防止機能を備えたロボットを操作することで、より正確な、より繊細な、より安全で合併症の少ない手術を目指しています。
安心して先進的な医療を受けていただけるよう、万全の体制で取り組んでまいります。
大腸がんは男女ともに罹患率が高いがん腫ですが、大腸がんに罹患しても、早い段階で手術をすれば治癒が期待できます。東大和病院 消化器外科では最新の手術支援ロボットであるダビンチXiを導入し、手術を行います。
ロボット支援手術の利点は、従来の腹腔鏡手術と比較して多関節機能の鉗子、手振れの少ない手術、より精緻な3D画像による拡大視野効果などがあります。
ロボット支援手術で大腸がんの手術を受けられる方に、より精緻で確実・安全な手術の提供を目指してまいります。