内視鏡センター
新型コロナウイルス感染後の患者さまに対する内視鏡検査について、療養期間解除直後はわずかに感染性が残ることや、内視鏡検査自体がエアロゾルを発生させやすい特性があることから、緊急検査でない場合には以下のように延期させていただいております。
- 上部消化管内視鏡検査(胃カメラ):療養期間解除後14日以降
- 大腸内視鏡検査(大腸カメラ):発症後14日以降
検査予約後に新型コロナウイルス感染症に罹患されてしまった場合は、当センターへご連絡いただきますようお願いいたします。
内視鏡センターでは主に胃・大腸内視鏡検査を、日曜・祝日以外で毎日行っております。苦痛を軽減するために、ご希望の方には痛み止めや鎮静剤などでの静脈麻酔を行ってから検査を受けていただいております。また、静脈麻酔が不安な方や、車の運転などがすぐに必要な方には経鼻内視鏡にて検査を行うことで、苦痛を和らげることもできます。その他に、患者さまの病状や経過などにより、医師が最適な内視鏡スコープを選んで検査を行います。
2017年3月に内視鏡センターを改築し、検査室が2つになりました。これにより検査数の増加や、スムーズな流れで検査を行うことができています。また、検査以外にも消化管出血や早期胃がん・大腸がんなど内視鏡治療(内視鏡的粘膜下層剥離術など)も普段の検査と並行して行うことができるようになり、当院での内視鏡検査・治療の幅が広がりました。
他にも内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)および、それに関連する治療、食道静脈瘤硬化療法(EIS)、超音波内視鏡や小腸内視鏡、カプセル内視鏡など、より専門的な内視鏡検査・治療も積極的に行っております。
すべての患者さまに、より正確で安全な検査、確実な治療を提供できるよう努めてまいります。
2022年度 内視鏡センター実績
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ) | 3,564件 |
下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ) | 2,052件 |
内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP) | 91件 |
超音波内視鏡検査 | 39件 |
カプセル内視鏡検査 | 7件 |