後期研修医のメッセージ

バレンティナ先生

バレンティナ・オスタペンコ

自己紹介

 初めまして。私はウクライナ共和国出身です。 1988年にウクライナで医科大学を卒業、旧ソ連国立がんセンター大学院に進みました。同院卒業後、医学博士号を取得し、1993年に日本とソビエト連邦共和国共同のがん研究のために来日しました。

 日本では関西医科大学放射線科の研究員として働き、1999年まではがん治療の増感方法に関する研究をしていました。1999年〜2011年の12年間は、増感方法の一種であるハイパーサーミアの臨床に携わっていました。ここでは、末期がんに対する最後の砦として治療を受けている、多くの患者さんに出会いました。

 このような経験を重ねるにつれて、自ら日本で治療出来る様になりたいと言う思いが非常に強くなり、2011年に日本医師国家試験を受験し、なんとか合格しました。そして東大和病院の初期研修医となり、2013年には当院消化器科の後期研修医になりました。東大和病院での勤務は今年で5年目になります。

大和会の雰囲気、特徴

 東大和病院は東大和市と言う都心から少し離れたところの中核病院です。大学病院とは違い、特殊な疾患ではなく、主にcommon diseaseの患者さんを診療しています。

 大和会の特徴は、多科及び他職種の連携の良さだと思います。自分自信が医療チームの一員であることを常に意識させられています。また、自分がそのチームの中で必要とされていることも実感しています。外来も入院患者さんも多く、忙しくも充実した毎日です。

バレンティナ先生

大和会を選んだ理由

東大和病院に来る前は、がん治療の放射線、化学療法の増感方法に携わってきました。そこでの研究、臨床は専門性が高く、非常に有意義なものではありましたが、その特殊性ゆえに一般の患者さんとの距離を感じてしまうこともしばしばありました。common diseaseの患者さんの治療を行いたいというのが、東大和病院を選んだ大きな要因です。

実際に、がん治療という分野は同じであっても、ここ東大和病院の消化器科センターでは、早期がんの発見から緩和ケアまで、全てのステージのがん患者の診療を行っています。勿論、一般診療の知識、手技の向上も可能です。例えば私の場合は、この2年間で上部内視鏡1300件以上、下部内視鏡800件以上という経験をさせていただいています。

バレンティナ先生
緩和ケアチームカンファレンス中

研修医のメッセージ

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