2023年12月1日より、新しい電子カルテシステムを導入いたします。操作演習やリハーサルを行い準備してまいりましたが、新システムの運用が安定するまで、受付・診療・会計において、通常よりお時間をいただく場合がございます。ご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございませんが、ご了承の程お願いいたします。
東大和病院・東大和病院附属セントラルクリニック 院長
近年増加している心不全、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患、下肢閉塞性動脈硬化症等の末梢血管疾患、心房細動などの不整脈、心臓弁膜症、また大動脈瘤や大動脈解離といった大血管疾患などの心臓、大血管の病気を専門に取り扱うのが心臓血管センターです。
当センターでは2022年12月現在、循環器内科医9名、心臓血管外科 常勤医2名と非常勤医9名で診療を行っています。
心筋梗塞などの冠動脈疾患は救急患者として発症するため、集中治療室(ICU,CCU)、救急外来部門を完備し、24時間365日、循環器当直医が院内に常駐して救急診療に当たっております。
東京都CCU連絡協議会(CCUネットワーク)に加盟し、消防庁とのハートラインにより救急患者を速やかに受け入れられる体制となっております。急性心筋梗塞などの緊急治療が必要な患者さまには、病院到着後速やかに経皮的冠動脈形成術(PCI:カテーテルによるバルーン、ステント治療)を行っております。緊急治療のみならず、運動負荷心電図、ホルター心電図、心エコー、心臓CT、心臓MRIなどの心臓に関連した専門検査にも積極的に取り組んでおります。
また、下肢動脈治療への経皮的動脈形成術(EVT:カテーテルによる末梢血管治療)は都内でも有数の治療実績があり、複雑な血管病変の患者さまにも積極的に治療を行っております。さらに関連10学会構成「ステントグラフト実施基準管理委員会(http://stentgraft.jp/)」の審査に合格したステントグラフト実施施設であり、胸部及び腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療も積極的に行っております。
2022年10月より不整脈専門医が着任し、心房細動等の頻脈性不整脈に対する経皮的カテーテル心筋焼灼術、徐脈性不整脈に対するペースメーカー治療、そして、重症心不全及び致死性心室性不整脈に対する心室再同期療法及び植込み型除細動器移植術も開始しました。
当院は以前より、地域医療に貢献するため、紹介の有無に関わらず救急患者の受け入れを積極的に行っております。地域医療機関からの精密検査や救急対応の依頼は可能な限り速やかに対応するよう心掛けております。精密検査の終了や退院後、外来における綿密なフォローアップの後には地域医療機関にご報告し、その後の通院加療をお願いしております。
東京都CCU連絡協議会(CCUネットワーク)加盟施設